『スピリチュアルなんかぶっ飛ばせ』

スピリチュアルを否定するブログではありません(^^)  25年以上この世界を見てきた僕の思うがままを書きます。夢物語ばかりの“えせスピリチュアル”はふっ飛ばしていく姿勢です。

第6回『ほぼ実話!?警察学校青春日記』②最恐の教官 現る!

今回も不定期連載シリーズです。


少しずつブログというものがわかってきた 

つなぐ です(^_^;)


早速ですが前回↓からの続きです

(初めての方は良ければコチラ↑からどうぞ)




それでは、

再び「当時の僕」にバトンタッチして、始めていきたいと思います。



いきなりですが時を遡ります

(タイムスリップ!古いっ…)








199X年4月


警察官に採用され、晴れて警察学校に入校するため今、その入校の受付の列に並んでいる俺。。


(さっき【前回】、この列に誘導してくれた

先輩訓練生が俺の名前と配属予定クラスを

聞いた時「うわっ!当たりや」とボソッと言われた事などはすっかり忘れていた)



警察学校を見て改めて思う。


「デカい!」


二次試験の時にも来ていたので、分かってはいたのだが、

今こうして落ち着いて見ると、ちょっとした大学位はあるだろうか…


まあこの敷地内に、

生徒数百人の宿舎、食堂、

訓練の為のグラウンド・プール、柔道・剣道の各道場、射撃場

座学用の校舎 講堂 等々


が在るわけだから、当然と言えば当然なのだが…


いや〜改めてデカい組織に所属したのだなぁ

と思う。。


おっ、そうこうしている間に受付の列が進み、俺の番が近づいてきた。


どうやら胸にバッチのようなモノを付けてもらっているようだ。


そして…

いよいよ俺の番になった!


机を挟んで俺の前に立つ警察の制服姿の中年の男、

中肉中背で眼光が鋭い。


名前を告げる俺、


するとその男は、俺の胸にバッチを付けてくれ、


「入校おめでとう!」


と力強く声を掛けてくれた。


「ありがとうございます!!」


と挨拶も程々に次に行く場所に促される…


そう、

この時俺の胸にバッチを付けてくれた男こそ、

あの先輩訓練生が


「うわっ!当たりや」


と言った全ての「答え」だった!


でもその事に気が付くのは、もう少し後の話だ。

その時は、単に俺の受付をしてくれた警察学校の職員の1人だと思っていた…


そう、

これがこの警察学校随一と言われるほど厳しい、“鬼”と言われる「K教官」との初めての出会いだった!!



ここで改めて警察学校について補足しておくと、、


まず、警察官採用試験に合格した者は公務員ということになる。


そして、警察官としての教育機関が警察学校だ。

そこで学歴により6ヶ月or10ヶ月の間、警察官としての基礎をみっちり叩き込まれる。


座学では刑法を始めとする各種法律、警察官として現場に出る際に身につけておかなければならない捜査等の知識について。

また体力錬成では柔道・剣道、水泳、体育、教練(部隊を展開する訓練)など、、

それこそ、やることが山盛りある。


学校とはいえ給料も支給される為、小中高の学校とは意味合いが全く違う。(そう仕事なのだ!)


そして、学生は各クラス(学級)に別れて訓練生活を送ることになる。


そのクラスには担任が置かれている。(担任教官と呼ぶ)

警察学校では教える側と言うのも警察官であり〇〇先生などという呼び方はせず、

〇〇教官と呼ぶ。


そして各クラスはその担任教官の名前が冠され「〇〇学級」と呼ばれる。


その学級の方向性は、全てこの担任教官次第と言って過言ではない。まさに警察官としての育ての親みたいなものなのだ…


そして、そしてなのだ…我がクラスの担任教官こそが、あの泣く子も黙る「K教官」だったのだ…


後々聞いたのだが、

ココは日本中にある警察学校の中でも、その厳しさはトップクラスとのこと、

その中にあって飛び抜けて厳しいのが我が「K学級」ということになる…


これがあの「うはっ!当たりや」の答えだったのだ…



と、その時の俺は、そんなこととはつゆ知らず、今日から寝泊まりすることになる

宿舎(寮)に向かっていた。。


寮に到着、

結構年季の入った建物である。


真ん中にズドンと長い廊下、そこを歩き割り振られた部屋を探す。。


あった!扉を開け中に入ると、そこは仕切りで6つの小部屋になっていた。


真ん中の細い通りを境に3つずつ部屋がある。部屋と言っても完全な仕切りではなく、上は空いている。

公衆トイレをイメージするとわかり良い。

ドアもジャバラなので、隣の物音等は丸聞こえといった感じだ。


ここで今日から新生活が始まるのか…うん、悪くない。


そう思っていると同部屋の者達が次々と入ってきた。


初対面でよそよそしい挨拶をした後、みんなで記念に写真を撮ろうと提案した。


スーツ姿のまだ警察官らしくない、ぎこちない記念写真だった。

(あとで知るが、このメンバーは俺と同じK学級の仲間だった)


入校式は後日、

それまでに制服や各々の備品の貸与、学内のオリエンテーション等ゆっくりしてる暇はなかった。



そんな慌ただしい時間の中、

始めて教場(普通の学校で言う教室のこと)に集められた学級の面々達。


教場はいわゆる一般の高校のような部屋で、前に黒板、各々が机に着座している。


一クラス28名ほどだろうか(内女性は4名程)、まだお互いのことを知らない者同士緊張した面持ちで

様子を伺っている。


そう、あの男が来るのを待っているのだ。

このクラスの担任 K教官の来るのを…!



そして扉がガラガラと空いた。(一瞬にしてピリピリとする空気)


K教官が正面に登壇し起立、礼、着席の後、話し出した。


見た目はそれ程威圧的ではない、、

しかし芯の通った話し方、鋭い眼光、只者で無いことは直ぐにわかる。


印象的だったのは、話すときに


「教官はお前たちに〇〇と期待する」


と自分自身の事を“教官”と言うことだった。

(今までの人生でこういう一人称を使う人は初めてで、なんか新鮮だった)


そして、

・警察学校と言え、もう我々は警察官であり、給料を国から頂いている。

 (学生気分などとんでもない!)

・生活の全てが訓練である

・厳しい6ヶ月になるが、鉄の精神を持ってついてくるように

などの心得や

・K教官は剣道で警察代表の選手として勝負の世界で生きてきた

等の自己紹介的な話があった。


完全な体育会系の硬派頭の俺は、ちょっと痺れていた!


「よし!この教官についていこう!」


と本気で思っていた。



だが、K教官の本当の恐ろしさを、後の6ヶ月間で知ることになるとは

この時の俺には知る由もなかった。。。





と、時を現在に戻しますね(^_^;)


ようやく教官と出会うところを書けました。


今後はK学級の愉快な面々やK教官とのエピソードを

少しずつ書いて行けたらと思います。


思いつく限りでも、、

◯警察学校名物 ザ・根性面接や地獄の三大訓練

◯プレッシャーの体力検定試験

◯恐怖の水泳訓練

◯真夏の怪!警察学校怪談

など


警察学校独特の世界での掟、しきたりを紹介しながら

描いていきますね。


次回はまたメインであるスピリチュアルに関する事に

戻って何か書きます(^_^)


今回はこの辺で。


ありがとうございました。


            つなぐ







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