第22回 仕事の思い出【探偵編➁「探偵学校潜入!」】
スピリチュアルに関するブログと言いながら、昔の仕事の思い出を書いていて
ブログの主旨に沿っているのか不安になってきている つなぐ です(^_^;)
前回、
探偵を志した僕が、ネットで見つけた老舗の探偵事務所
「S探偵社」、、
その門を叩いたところで終わりました↓
そして、探偵事務所の扉を開けると…
僕を出迎えてくれたのは、
その風貌(口ひげにオールバック、紺色のワイシャツをラフに着こなすただならぬ雰囲気の男)
に似合わない、穏やかな口用の紳士、、後の僕の”探偵の師匠”になるY先生でした。
では早速続きに入っていきます。
探偵事務所の中…
生まれて初めて探偵事務所の中にいる…
黒の革張り、でかいソファにぎこちなく腰掛けている僕。
「コレはテレビではない、、本物の探偵事務所だ」
そう思うと少し緊張してくる…
そうこうしているうちに、コレまた「本物の探偵」が僕の前に座り
「どうぞ」とお茶を出してくれた。
(ここはTVでよくある「美人助手」がお茶を出すとはいかず…まぁ、現実はそんなもんです(^_^;)
おもむろに名刺を差し出し、その男(Y先生)は自分がこの探偵社をやっており
探偵学校として探偵の仕事(探偵学と言うそうです)も教えていると自己紹介してくれた。
僕は自分が警察官をやっていたこと、真面目に探偵業を考えている事を話した。
「へぇ~、そうなんですねぇ」
と、先生も僕に興味をもってくれたようだ。
相変わらず紳士的な対応を崩さないY先生に少し安心し、
探偵学校の受講料、実際のカリキュラムや授業の仕方などをしっかり確認する。
先生もそれに丁寧に答えてくれる。。
ホームページに書いていた通りで間違いないことも確認できた。
その中で少し驚いたのは、
探偵学は“マンツーマン”で教えるという点だった。
「探偵学校」という響きから、座学は数人単位の授業形式でと思っていました。
しかし、教科書で予習して来た内容を先生と1対1で会話しながら肉付けしていく、
いわば落語の“師匠と弟子の稽古”のような形で学んでいくとの事だったからです。
やはり探偵と言う特殊な職業柄なのか、Y先生の流儀なのか…
まあ学校の授業のようには教えられないのでしょうね…
また、
ここの探偵学校の特徴は実践形式で教えてくれる点であり、
カリキュラムの段階に応じて、実際に”尾行”などの課題が与えられ、
実際にそれを実行したり、
更にはカリキュラムを終え卒業すれば、S探偵社の依頼案件に同行できたり、
参加して現場を経験していくことができる。
でも、
基本先生とのマンツーマンのレッスンで他の生徒とは顔を合わさないため、
心配性の僕は(^_^;)
「本当に他に生徒おるんかな?」
なんてことも頭によぎり、不安もありました。。
そして…なんと言ってもこの「Y先生」が読めないんです(^_^;)
紳士的で丁寧な応対なのですが、ときより見せるキツネのような鋭い眼光…
かと思うと子供のように澄んだ瞳を見せたり…
そして明らかに堅気っぽくない風貌…
なにかスキがない、とらえどころの無い人なんです(^_^;)
この業界で長年やってきた人なので、やはり”海千山千でないと”という事なんでしょうか…
そういえば、やはり警察時代、刑事課にいた時もそれこそ”アクの強い人”が多かったですから、
同じような調査の世界はこんな感じになるのかも知れませんね。。
(まぁY先生の場合、そこに一種の「上品さと穏やかさ」が漂ってますので、だいぶマシです^^;)
そして、「他の生徒」についても、、
ホームページにも掲載されていたココの探偵学校を卒業後、探偵社をしている卒業生が結構いるんです。
Y先生主催で定期で行われる『探偵の勉強会』があり、
「そこで他の卒業生にも会えますよ」
とのことでした…
まだ少し不安はあったものの、Y先生と話をして意外と好感触を得たので、
ここで学んでみることに”ほぼ”決めたんですね。
(後日、正式に手続きする事を決めて家路についたのでした)
もう動き出してしまいました^^;)
数日後、正式に探偵学校入学の手続きを終え、いよいよ僕の探偵修行が始まります。
そして、愉快な探偵達と出会うことになるのですが…
と、本日はこの辺で。次回に続きます。
読んで頂きありがとうございました。
つなぐ
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。