第23回 仕事の想い出【探偵編③「探偵学入門」】
掃除をするのは、まあまあ好きなんですが、整理が苦手な つなぐ です(^_^;)
前回、探偵学校に入ったところで終わりました↓
いよいよ実際に「探偵の修行」が始まります。
まずは「実際の現場」……の前に、
やはり”知識”なんです!
探偵のような「特殊技能」が要求される仕事ではなおさらでしょう。
警察官時代でも、
警察学校において刑法、刑事訴訟法、道路交通法、鑑識学から日本国憲法など、
コレでもかと云うほど勉強させられたのを思い出します。。もうゴメンですね(^_^;)
まぁ、それ程ではないにしろ、
探偵業も現場を踏む前にそれなりの知識はやはり必要なのです!
…
ということで早速続き、始めます。
「探偵学入門」
探偵学校の生徒となった僕、、
受講料は…17万でした。
コレで、
・探偵学の教材費
・先生とのマンツーマンでの授業
・定例で行われる探偵達による”探偵勉強
会”への参加
・卒業後の現場研修
・探偵事務所開業からその後のサポート 等
が付いています。
高いか安いかは皆様の判断におまかせします(^_^;)
(ただ当時、色々と探偵学校をネット検索した中でもココは一番安い料金だったと思います)
まずは、
僕の探偵の師匠であるY先生から渡されたのは、、
『探偵学教書』
と物凄く分厚いテキストでした。(これが探偵学の教科書なんです)
土台となる探偵の心得や、尾行する際の注意事項、張り込みのポイントなどが書かれている、
Y先生作成のオリジナル教本でした。
例えば、
徒歩で尾行する際は、対象者の足元を中心に見る
背中や首より上ばかりを凝視すると、「視線が刺す」の例え通り
敏感な相手なら気配で感づかれる可能性があるんだそうです。
(人間て不思議ですね)
また、
張り込む際、「車での張り込み」と「身一つでの張り込み」
の違いなど…
まずはその教本を自宅で予習します。
そして、その中でわからない部分や聞きたいことを
実際に探偵学校でY先生に教えてもらいます。
それに関連する話などが先生の経験談などから肉付けされていき
理解を深めていく、、といった流れでした。
ある意味、“現役のベテラン探偵とマンツーマンで経験談などを交えて教えてもらえる”
というのは、教育システムとしてはなかなかお得で面白いですね。(家庭教師みたいです)
コレをその人のペースで進めていきます。
車の教習所に近い感じですかね…
僕は早く終わらせたかったので、かなりのハイペースで勉強を進めました(^_^;)
(早く卒業して実践の場に出てみたかったのです!)
ある日の先生との授業で教科書のある箇所について質問したんです…それは
「〇〇の場合は”対象者の家の内部の様子を探る”」という一文についてでした。
この”家の内部を探る”って一体どうするの?(本にも書いてないし…)
Y先生は平然と言いました
「あ〜それはこうするんですよぉ」
「例えば電気会社の社員を装って電気の点検に行くんです」
えっ!そんな事やって大丈夫なん?
と一瞬思いました(^_^;)
続けてY先生、
「ほら、そこに作業服とヘルメットがあるでしょ、あれ着ていくんですよ」
えっ、
変装…マジですか?ばれませんかね(^_^;)…と僕
「え、大丈夫!」
「こんなふうに、“電気点検です!”、“どうぞご安全に!”と相手に言って堂々とやれば大丈夫!」
その手慣れた雰囲気と年季の入った作業服&ヘルメットで、
この人、何回もやってるな…
とわかりました(^_^;)
…
…
(俺にもできるのだろうか…と探偵を志し初めて不安になった一瞬でした^^;)
そういえばこの教科書…所々に空白部分が意図的に作ってあるのです。
おそらく、このような”ヤバイ方法”を載せるわけにはいかず、あくまで口伝で伝え
ておいて、
「あとは生徒の方でメモしてココに書き留めてね」
ということなんでしょうね(^_^;)
現在でもそのような調査のやり方がまかり通っているのでしょうか?
はっきり言って法に触れていると思います
(^_^;)
まあ、あの当時だからできたのかも知れませんね。
「個人情報」も今ほどうるさく言わなかった時代ですし、
監視カメラなども発達していませんでしたから…
そんな授業が何度か繰り返され月日が経ち、いよいよY先生ゆかりの探偵達が集まる
「探偵勉強会」
に参加することになります。
探偵学校の他の生徒や卒業生にも会えるということで、
不安と期待が入り交じる中、その日はやって来たのでした。。
と、今回はこの辺で。次回に続きます。
読んで頂きありがとうございました。
つなぐ
☆個人セッション再開しました。
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