第52回 研究!"コックリさん"【解明編】
注)本記事は前回の
研究!コックリさん【現象編】
を読まれていないと分からない内容となっております。
(7〜8分で読めますので是非併せてお読み下さい(^^)
コチラからどうぞ↓
それでは、コックリさんの謎【解明編】
始めます。
前回
昔、友人のFさんから聞いたコックリさんの体験談、、
とても不思議で尚且つ、
"コックリさんの怖さ"
も伝わってくるお話でした。。
まさに、それまで漫画や噂話、そして実際に報道されたコックリさん事件などを裏付ける様な内容でしたね。
コックリさんとは、
本当に霊?神?が降りてき、その超常的な能力でお告げを行っていたのか?
更にそれにまつわる呪い、祟りと云った現象は本当なのか?
それらを踏まえた上で、
これらの現象の謎をいよいよ解明していきたいと思います。
いきなり核心を言います
実は……
コックリさんの正体は今から百年以上前にすでに解明されていたのです(^^;
・1853年 イギリスにて
”物理学の王”と言われた科学者
「 M・ファラデー」
・1885年(明治20年) 日本において
著名な仏教哲学者・僧侶・東洋大学の創立者としても名高い教育者
「井上 円了」
等によって
数々の実験と理論に裏付けされた検証の上に解明されています。
そうです
なんとコックリさんは霊現象ではなかったようです(^_^;)
このお二人は当時、社会的に相当な権威者であったのですが、
なぜ、そんなお二人がコックリさん解明に乗り出したのでしょう?
それは、それだけ当時コックリさんが社会現象になっており、少なからず
問題にもなっていたからなのでした。
お二人共に、研究結果は殆ど同じなのですが
特に日本人である井上円了 氏の
研究資料から以下要約して解明していきたいと思います。
①生理的・心理的な現象
・”予期期待”と呼ばれる
「こう動くといいなぁ」などの心の奥、潜在意識で思っていることが
・ ”不覚筋動”と云う無意識による筋肉の運動へとつながる
この予期期待と不覚筋動の2つが10円玉が動く原理であり、
要するに
「自分の心の奥底にある”思い”が無意識の手の動きになっていた」
という事。
(昔から水脈探しで使われた事で有名なダウジングもこの現象を使っているとの事)
②コックリさん伝説への強力な思い込み
テーブルが、こっくり、こっくりと揺れるところから「こ・っ・く・り」さんと呼ばれる様になる。
※明治時代のコックリさんは
丸いテーブルに参加者の手を置き、その揺れ方でYes/No等を表した
(ネット検索すると絵が見られます)
そこに「狐・狗・狸」と文字を当てた為
「狐憑き」「祟り」などのイメージが持たれるようになっていった。。
その事が、人によっては強烈な自己暗示となり
⇩
怪現象と思しき事態へ。
以上の①と②が合わさる事により
コックリさんにまつわる現象が形となって現れたのが、今までお話しして来た内容の真相のようです。
更に詳しく知りたい方は
安斎育郎 著
『こっくりさんはなぜ当たるのか?』
をお読み下さい。
(実際の事例や上に書いた事が更に詳しく、漫画も使ってとっても分かりやすく書かれていますよ)
そして、
コックリさんで知り得るのは参加者の知っている範囲の事であり、
それ以外の答えは正答率の低い不確かなモノだったと、検証の結果でも分かっています。
"心理的・生理学的な人間の反応"
が、この一連の現象の正体だった様です。。
これらを踏まえて、
前回書いたFさんの体験談を考察してみたいと思います。
B君、C君と三人で行ったコックリさん。
B君が途中、トラブル発生で、焦りからルールを破り誤って10円玉から指を離してしまいました。
強烈な"コックリさん伝説"を信じていたB君はルールを破ると祟られる信じ込んでたため自己暗示へ。
(Fさん、Cくん、もう一度コックリさんやる)
C君の家で行っていた為、C君の潜在意識にある地域の教会に行くという最適解を無意識的に予期期待と不覚筋動で導き出す。
もちろんFさんも「動いてくれ」と予期期待がしっかりあるので、C君が動かしている10円に釣られて一緒に動く。
"教会の牧師に悪魔祓いの儀式"という、
これ以上ないきっかけでB君の自己暗示は解けた。。
こんな所だと推察します。
でも、Fさん達は運が良かったと言えます。
このように自己暗示を解くのは単に”事実を説明すれば解ける”と云ったものではなく、
専門家の手を借りなければならない事もあり、
それが大事に至ったのが数々のコックリさん事件だったのですから…
やはりコックリさんはやらないに越した事はありませんね(^_^;)
しかし、ふと考えるのです…
時代を越え、それこそ今まで無数に行われて来たコックリさん…
そのどれにも霊や見えざる存在が関わらない現象だったのだろうかと…いやッ専門家の検証を信じましょう(^^;
この研究と解明を行った円了さんは、
コックリさん解明以外にも、巷にはびこる妖怪伝説、不可解な現象を数多く研究、解明し
妖怪学として24冊もの本にもまとめています。(凄い)
偉大な学者・教育者であったにも係わらず
その傍ら「妖怪博士」「妖怪ハンター」との異名も持っていた円了さん。
強き志しと柔軟な思考を兼ね備えた、とても魅力的な人物ですね(^^)
正に僕が以前書いた記事↓
この漫画に出てくる主人公の学者にちょっと重なる
正にリアル妖怪ハンターですね。
そして円了さんは、更なる後も研究・全国講演活動を行いました。
それは、当時人々が迷信等に惑わされ(詐欺等も含め)苦しんでいる現状
があり、それらに対し
「合理的に、自分で考える大切さ」
を民衆に広める為だった…と言われています。
そんな円了さんに想いを馳せつつ、今回はこの辺で。
読んで頂き有難うございましたm(_ _)m
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