『スピリチュアルなんかぶっ飛ばせ』

スピリチュアルを否定するブログではありません(^^)  25年以上この世界を見てきた僕の思うがままを書きます。夢物語ばかりの“えせスピリチュアル”はふっ飛ばしていく姿勢です。

第28回 仕事の思い出【探偵編⑧「いざ現場へ!Part2」】

最強寒波でぐっと寒くなってまいりました。

体調崩さないようしっかり保温に努めております

つなぐ です(^_^;)


前回は、

”僕の探偵デビュー”となった初仕事(浮気調査)について書きました↓



20年以上前の話なんですが、結構覚えているもんですね。。


フゥ、、

あれからの月日を思うと、本当に色々ありました…

今も生きて、こうしてブログを書いているのが不思議なくらいです(^_^;)


スピリチュアル的には、

”このような人生”を選んできたとも言えるのでしょう。

しかし、自分の人生・運命を呪ったことも何度もありました…


ただ、

今こうしてブログを楽しみながら書かせてもらっていることを考えると、

人とのめぐり合わせ、自身の境遇、運命に感謝したい気持ちになっています。


おっと、つい感傷的になってしましましたね(^_^;)


ではそろそろ、次の現場の話に行ってみたいと思います。







探偵デビューを果たした僕でしたが(まだまだヒヨッコです^^;)

そうこうしている内に、ある依頼が我が探偵の師匠Y先生から入ってきました。

↓でも書いたように

第21回 仕事の思い出【探偵編①「探偵学校へ!」】 


Y先生は老舗の探偵社を運営しており、大阪でも名の通った探偵ですので依頼も多く、

その内の何件かを手伝うことが結構あります。


今回も「浮気調査」でした(^_^;)

やはり”依頼の大半を占める”と言われるだけあります。


しかし、今回の調査は少し大掛かりでした。


チーム編成で行うとのことで、そのメンバーは…

↓でも登場した

第25回 仕事の思い出【探偵編⑤「探偵勉強会打ち上げ!」】 


僕と探偵学校同期・工務店の小此木さん


そして、こちらは初顔合わせの

元プロボクサーの郷田さん


元フランス外人部隊の杉野さん


そして、元警察官の私・つなぐ の


計四名の”濃いメンバー”でした(^_^;)

(いずれもY先生の探偵学校卒業生です)


それにしてもY先生の元に集まる面々は個性的な人が多いですね。

(でも、一番濃いのはやっぱりY先生なのですが…^^;)



初顔合わせのお二人は、もうかなり現場経験を踏んでおられるようで、

終始落ち着いています。


元ボクサーの郷田さんとは僕が学生時代、空手道部だったことから意気投合、

合間に色々話しました。


パンチの撃ち方について僕が質問したら

「つなぐさん、パンチ力はある程度までは練習で身に着くけど、それ以上はやっぱり生まれ持ったセンスだよ」

と言っていたのが妙に印象に残っています。


そして、

謎多き元フランス外人部隊の杉野さん…外人部隊⁉ですよ(^^;、、

見た目は細身の普通の青年です…とてもそんなふうには見えない人…

(今でもちょっと信じられないんですが^^;)


やはり外人部隊ってどんなところか気になりますよね。

(映画でしか聞いたことないですし…)


ので、聞いてみたんです。どんなところですか?って


「いや〜、別に普通ですよ、色んな国から色んな奴が来てて…」

「普段は走ったりしてました…」


…と、あっさり言うのです。


なんか、もうそれ以上聞くのをやめました

(^_^;)



そう言えば警察時代、、

僕はSAT(警察内部の特殊部隊)に推薦されたのですが、その際元SATの教官から面接を

受けました。

当時(20年以上前)はSATも今のようにTVドラマにちょくちょく出てくるような時代ではなく、

非公開部隊のような存在でした。

警察部内でさえ秘密のベールに包まれており、”畏怖の対象”だったんです。

(因みに警察内ではSATという呼称は殆ど使われず”ゼロ中”と呼ばれていました)


そして、

僕が面接を受けた元SATの教官も見た目細身の”普通のおっさん”でした。

でも…

目が笑っていない(^^;)  独特の雰囲気だったんですね。


その雰囲気を杉野さんにも少し感じた僕は…詮索はやめました(^_^;)

(人を見た目だけで判断してはいけませんね)



そんなメンバーで今回の調査は開始されたのです。。



対象者(ターゲット)は40代の男性です。依頼主はやはり奥様でした。

”事業がどんどん成功して来ている旦那さん、、

ココ数年羽振りがよくなってきた事と比例して、何やら様子がおかしく女性の影を感じる

とのことでした。

(こんな時の女性の勘はよく当たると言いますね)


ターゲットは高級な大型バンに乗り、かなりアクティブに走り回る人なので、

尾行も見失う恐れがあるため、このメンバーが揃えられたようです。


小此木さんはバイク、他三名は車に乗っての尾行体制です。


今回はかなり念を入れての調査で、先ずはターゲットの車に追跡用のGPS発信器を

取り付けるとのことでした。


えっ、そんな事して大丈夫⁉


と一瞬思いましたが、もうこの業界に片足突っ込んでましたので


「やるしかない!」


取り付け役は僕が買って出たのでした^^;)



人の車に勝手に発信器を付ける…

冷静に考えて結構ヤバイことですよね。

(今も探偵業界でこの様な事をしているのでしょうか?)


しかし、その当時の自分は“郷に入っては郷に従え”とばかりにいくしかありませんでした。


よし!

発信器をつけるぞ!!




と、今回はこの辺りで、、次回に続きます。


ありがとうございました。


                              つなぐ

第27回 仕事の思い出【探偵編⑦「いざ現場へ!Part1」】

「今月中にあと3本記事を書くぞ」と意気込んでいます つなぐ です(^_^;)


前回は、探偵学校の卒業試験の一つ「尾行」と、それに関連して思い出した警察時代のこぼれ話を書きました↓

第26回 仕事の思い出【探偵編⑥「探偵学校卒業試験と警察時代こぼれ話」】 



今回はいよいよ、実際の依頼人からの仕事、、「現場」についての思い出を書いてみます。

初めての方は良ければこちらからどうぞ↓



皆さんは

実際の探偵が扱う「依頼」ってどんな内容だと思いますか?


難解な事件の捜査⁉

コレはお話の世界だけと思っていいでしょう。

冷静に考えて警察の仕事です^^;



少なくとも僕が探偵業をかじった当時(20年ちょっと前)は依頼の大半が


「浮気調査」や、ある人物の「素行調査」でした。


いずれにしても、色恋沙汰が関連するものが大半を占めると思います。。

いつの時代も、お金をかけ探偵を雇ってまでする”パワー”がこの”色恋の世界”にはあるのでしょう(^_^;)


そんなわけで僕の初仕事も「浮気調査」だったんです。


では早速、始めたいと思います!







僕の探偵デビューの日、

二人組での調査ということで現場で落ち合うことになりました。


その日の僕の相棒は、、

第24回 仕事の思い出【探偵編④「探偵達の饗宴:勉強会潜入!」】 - 


でも顔合わせした青田くんでした。


彼は二十歳になってるのかさえ怪しい、僕より年下の青年なんですが、

探偵として独立しており、この世界では先輩になります。


Y先生の探偵学校をだいぶ前に卒業しており、よく先生の仕事も手伝っているとのこと、、

そんなわけで年は若いのですが、なかなか頼りになりそうな彼なのでした。



早朝、

指定された現場で合流、依頼内容と段取りを打ち合わせます。


浮気調査。。


”依頼主の旦那さんが頻繁に病院へ行くと言って外出するが

どうも「浮気をしている節」があるとのことからの調査依頼…”



その日のターゲットの名前と年齢を聞いて少し驚きました。


ナント、70代後半の男性…


依頼主はこの人と同年代の奥様です。。


いくつになっても気になるんですねぇ…そして浮気するのかぁ…

と思っていたら、


若き探偵・青田くんが言いました。

「まあ、大体このような年配のケースは浮気はないんですよ

「奥さんの妄想というか、思い過ごしのケースが多いんです」

「でもその心配を解いてあげるのも我々の仕事です」


さすが若いとはいえ、Y先生を手伝っているだけのことはある、

「う〜ん、頼りになる奴」と唸ってしまいました(^_^;)



そして、

おじいちゃん(ターゲット)が自宅から出てきました。

〈事前に奥様(依頼主)から聞いていた通りの時間です〉


おじいちゃんは自転車でえっちらおっちらと走り出しました。

(我々も用意してきた折りたたみ自転車で尾行を始めます)


20分程走ったでしょうか、

着いた先は…やっぱり病院でした(^_^;)


大きな総合病院なので見失わないようにしっかり追跡。。

いくつかの科を受診するため病院内を移動したり、

その度に結構な待ち時間などもありますが、尾行としては患者を装うだけですので

かなりやり易かったですね。

仕事としてはこの時点で、ほぼ青田くんの予想通りかなとちょっと物足りなくもあり(不謹慎ですね)

しかし、最後まで気を抜いてはいけません!


報告書にあげるために、その行動は逐一見逃してはいけないのです!


しかし結局、

本当に何もなくおじいちゃんは帰宅されたのでした(^^)



でもこのおじいちゃん、、

この歳になって探偵を雇ってまで疑われるなんて、若い時は相当の遊び人だったのでしょうか^^;


そして、

依頼主である奥様からは、いくつになっても人間”嫉妬心”というものがあるのだなぁと教えて頂きました^^;


青田くんの

「その心配を解いてあげるのも我々の仕事なんですよ」


この言葉が妙に響いた、探偵デビューの日でした。



今回はこの辺で。次回も別の現場の話です。


ありがとうございました。


        つなぐ






☆個人セッション再開しました。


第26回 仕事の思い出【探偵編⑥「探偵学校卒業試験と警察時代こぼれ話」】

今月中に、あと4記事書こうと目標を定め、締切に追われる作家の気分を味わっている 

つなぐです(^_^;)


僕はマイペースでブログを書いているのですが、その僕のペースにしては少し早いテンポて記事の投稿をしております。


皆さんからしたら全然大したことないペースだと思いますが、のんびり屋の僕としては少々プレッシャーとなっております。


さて、前回探偵勉強会そしてその打ち上げのお話でした。


今回は尾行に関するちょっとした思い出話です。


では行ってみましょう。





探偵の師匠Y先生とのマンツーマンでの探偵学の勉強もあれよあれよと進み、

卒業試験である「尾行」もなんとかクリアー、滞りなく探偵学校を卒業することができました。

(対象者を決め一日の行動を調査報告書形式でレポートとして提出するんです)



この「尾行」って実際やってみると本当に大変でした。。


相手を自分でランダムに選び、その人を一日尾行するのですが、これが思ってた以上に神経を使い

かつ地味で疲れる作業なんです(よく考えたらストーカーみたいです^^;)


TVドラマで尾行シーンなんてよくありますよね。あれは”ほんの一場面”としてだけなのですが、本当の尾行は何時間もやったりします。

しかも相手が建物や自宅にいる時は近隣住民にも怪しまれないよう「張り込み」もしなければなりません。


そんな事を書いていたら、また警察官時代のことを思い出しました…



(警察官時代のこぼれ話①)

「尾行」というのは、よっぽどの特殊部署でない限り、警察でもやることは少ないでしょう。

刑事課にもいましたが、”刑事ドラマでしょっちゅう見る尾行”なんてやる場面もまずありせんでした。

ただ、張り込みはありましたね。。管轄内で発生した殺人事件の被疑者の自宅を車で張り込んだんです。

僕も初めての張り込みで意気込んでいました。

隣に乗る先輩が僕に袋を手渡してくれました。中にはパンと牛乳…刑事ドラマでよく見たシーン。

「へぇ~本当にパンと牛乳食べながら、張り込みするんやなぁ」と感動したのを覚えています(^_^;)


(警察官時代のこぼれ話②)

地域課(交番勤務)のとき単車の常習窃盗犯を捕まえるため、その現場を押さえるため、数人の警察官でチームを組み、

その犯人がよく現れる現場で張り込んでいたんです。


僕は制服から私服に着替えて、路上で一般人を装い見張る役でした。

そのうち管轄内で不審者の通報が耳のイヤホンから流れてきました。

(警察官は所属エリア内の事件や通報の無線を傍受するため常時耳にイヤホンを付けています)

うちの所轄です。

場所は我々の張り込んでいるまさにこの周辺です


チームに緊張が走ります!


次に不審者の特徴が流れます…

「身長170センチ前後、黒のジャンパー紺色のズボン、20代の角刈りの男…」

完全に僕の風体と一致していました(^_^;)


そうです、

不審者を張り込んでいた僕自身が、不審者として通報されたのでした^^;;)

チーム全体に微妙な空気が流れたのは言うまでもありません。



そんな”苦い思い出”をふと思い出してしまいました。。


警察時代シリーズの記事→

第4回『ほぼ実話!?警察学校青春日記』(予告編) - 



話を戻しますね。

この、例からもわかるよう、”結構他人さんは見ています”。

ですから、尾行及び張り込みも細心の注意が必要なんですね。

(対象者に気づかれないのはもちろん、周辺に怪しまれないように)


ですから、

「体力と共に精神力もいる」骨の折れる作業となるんです。

そんな、卒業試験(尾行)もなんとか修了して探偵学校を卒業することができました。


探偵としての基礎知識(探偵学)は一通り学びました。

あとは、実践あるのみです!


次回こそ探偵としてのデビュー実践編を書きます(^^)


ありがとうございました。


         つなぐ 








☆個人セッション再開しました。


キネシオロジー・ヒーリング&セラピー